角質肥厚による毛穴閉塞
『皮脂の過剰な分泌』でみたように皮脂はニキビの発生原因になります。
しかし通常なら分泌された皮脂は毛穴から排出されるため、毛穴の中に溜まったりしません。また皮脂の分泌が少ない人でもニキビになる人もいるのはどうしてでしょう?
実は皮脂の分泌量だけでなく、もうひとつ別の原因が重なった時にニキビができてしまいます。それは角質細胞が厚くなり毛穴をふさいでしまう【角質肥厚】と、角質肥厚が引き起こす毛穴トラブルです。
角質肥厚の原因
私たちの皮膚は一番外側の表皮、その下にある真皮、さらにその下の皮下組織の三重構造でできています。
さらに表皮はいくつかの層に分かれており、その中でも最も体の外側の部分が角層と呼ばれる層になります。顔では角層の厚みはわずか0.02mmしかないそうです。
角層を構成する角質細胞は、一定の周期で垢となり剥がれおちて、下から持ち上げられた新しい角質細胞と交換するようにできています。これが肌の生まれ変わり、ターンオーバーです。
しかし何かの要因でターンオーバーが乱れるとどうなるでしょうか?
角質の新旧交代がうまく進まず古い角質が剥がれ落ちないまま新しい角質細胞がどんどん下から持ちあがってくると角層はどんどん厚くなってしまいます。これが角質肥厚ですよ。
こうして厚くなった角質は毛穴を塞ぎやすく、コメドができてしまいます。コメドには皮脂が溜まり、外気が入り込みにくい環境が作られます。
アクネ菌は嫌気性の性質があり、空気を嫌う細菌です。空気が薄く、餌となる皮脂も豊富なコメドの内部はアクネ菌にとって、まさに楽園といえる環境なんですね。(~_~;)
詰まった毛穴はアクネ菌にとって最高の住み心地・・・
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